20年以上ウマが合わないと思い続けた妹と2人暮らしをして1年足らずで実家に出戻った話

Itsusoの雑談

こんにちは。
ひと言で良いことを長文で語るジャニヲタ、
Itsusoです。

今回は暮らしの話。


タイトルが絶妙に重いけど、
そうとしか言いようがないのでこれでいきます。

私の妹

私には2つ下の妹がいる。

妹と私の2人姉妹。

妹もジャニヲタ 。

私とは少しスタンスが違って、
妹は1人のタレントを一途に推すタイプ。

担当以外の現場には、あまり行っていない様子だ。

私と妹

22年と4ヶ月。
これが私と妹が同じ屋根の下で暮らした年月だ。

子供の頃から喧嘩の絶えない姉妹だった。

殴り合いの喧嘩なんて日常茶飯事。


私の方が歳は上だけど、
運動神経悪く鈍臭い私より妹の方が力もあったから、
喧嘩となるとその辺にあるゴミ箱を盾に戦ったり
ダイニングの椅子を武器に殴りかかる
なんてことも良くあった。


所詮子供の喧嘩だし、
怪我をさせたら
親にこっ酷く怒られるのは目に見えていたから
大事に至ることはなかったけど。


何せ妹が生まれてこのかた
同じ屋根の下に暮らしているというのに
驚くほどウマが合わないのだ。


子供の頃は特に妹のことは
宇宙人なのだと思ってやり過ごそうとしていた。


「大人になったら仲良くなるよ〜」
なんて言われ続けて育ったが、
そんな未来はまだ来ていない。

因みに便宜上仲悪いと言っているが、
別に憎いわけでも嫌いなわけでもなく、
シンプルに価値観が合わないのだと思う。
彼女を否定する気はない。

妹の1人暮らし

妹が実家を出ると決めたのは
妹が大学4年の時だった。


無事、内定が決まり
4月からは都内で1人暮らしをしなければならない、
というタイミング。


実家は田舎なので、
妹の勤務形態では物理的に労働が不可能だった。


想像がつかないかもしれないが、
今私は、関東にも関わらず
通勤に片道2時間を費やしている。


早朝に集合がかかる妹の仕事では、
始発に乗っても物理的に集合時間に間に合わないのだ。

むしろ駅までの足にしているバスの始発が集合時間より遅かったりする。


田舎は何かと不便なのである。

妹の物件探し


妹も4月から1人暮らしか〜。

元々、特段仲が良かった訳でもないし、
私は社会人でヲタ活に精を出し、
妹は大学に通いながらバイトに精を出し、
という状態で同じ家に住んでいても
顔を合わせる時間はほとんどなかったから
寂しさもさほどなかった。

これで妹の言動行動に腹を立てることもなくなるのか。

そんな風に思っていたある日。


“物件を探しに不動産屋に行くから内見に付き合って欲しい。”
そんなお願いをされた。

ちょうどその日は休みだったし、
舞台の昼公演を観る以外に予定はなかった。

まあ、ついて行くくらい良いか。


そんな軽い気持ちで引き受けた。


数時間後、私は妹と不動産屋にいた。

妹と2人暮らし?!


そこで
「お姉ちゃんさ、○万円で一緒に住まない?」
そう妹に提案されたのである。

青天の霹靂


正直、私は実家暮らしに不便を感じていなかったし、

知り合いに
「1人暮らししてみなよ〜」
なんて言われても
「いや〜ないっすね〜」
と否定していた。


安月給だし。
暮らすことよりもヲタ活に1円でも多く使いたい。


しかし、妹の提案が絶妙だった。

元々実家に納めている金額プラス1万円。

1万円の負担増で都内住み…。
悪くない。
悪くないというか、
ありえない好条件。

どうせ妹とは勤務時間から
休みの日程まで何もかもが違う。

一緒に住んだところで
2人顔を突き合わせる時間はほとんどないだろう。


そう思ってほんの数分で
あっさり同居を承諾したのである。

実家を出て妹と2人暮らし:良かったこと

実家を出て妹との2人暮らしで良かったこと1:通勤時間が短くなった


良かったというか、
単純に条件として
通勤時間が1日あたり3時間近く減った。


朝がめちゃくちゃ苦手なので、
実家にいた時より遅く起きても
ゆっくり準備出来るのは嬉しいことだった。


元々実家にいた時も
友達と飲んで終電で帰って翌朝出勤
なんてことをしていたけど、
翌朝の目覚めの良さが違う。

私、目覚ましなしで起きるなんてことできるんだ。

実家を出て妹との2人暮らしで良かったこと2: 夜遅く帰っても怒られない

夜遅く帰っても怒られない。


実家には門限などはないし、
両親は基本的に自由にさせてくれるけど、
週に何度も1時半前後に帰ったりすると
母に「遅い」と注意される。


大したことではないが、正直面倒だ。


それが無いのはちょっとしたメリットだった。

実家を出て妹との2人暮らしで良かったこと3: 家で過ごす時間が増えた

単純に家で過ごす時間が増えた。


本当に変な話だが
「暮らすってこういうことか!」と思った。


実家を出る前は
朝起きて、
ギリギリ身支度を済ませて
出勤して、
帰って、
寝る。
起きて家にいる時間なんて
朝晩合わせて1・2時間程度だったように思う。


読んで字の如く寝に帰っていた。

それがどうだろう。


1日に3時間も通勤時間が浮くと、
家で活動する時間がある。
これは感動した。


私は基本的にテレビを見ないので、
やる事に迷って読書をしたし、
学生の時以来に絵を描いてみたし、
このブログを開設したのも妹と暮らしていた時期だ。

実家を出て妹との2人暮らしで良かったこと4: 家事が嫌いじゃない事に気づいた


家事が嫌いじゃない事に気づいた。

他の記事でも書いているように
私は衣食住全般が苦手な人間なのだが、
時間に余裕があって人に指図されなければ
案外家事をするのが嫌いじゃないことに気づいた。


これは大きな収穫だった。

実家を出て妹と2人暮らし:悪かったこと


これはもうね、すっごく単純な話。

ウマが合わない人間と暮らすのは苦痛!!

これに限る。

妹は妹で悪い奴じゃないのは重々承知。
分かってる。
分かってても価値観の違う人間とワンルームで暮らすのはストレスだった。

ウマが合わないというのはとどのつまり、
価値観の相違なのだ。

と言っても伝わる気はしないから例を挙げよう。

妹とウマが合わなかった理由1:物を所有することへの価値観


私は、雑誌、グッズなど、
収集癖と言っても差し支えの無いくらい
物を所持することが好きである。

もちろん妹と2人で暮らしていた時は
妹の部屋に住んでいた形だったから
極力物を増やさないように努力はしたが、
それでも物が多いと文句を言われる。
これはかなりキツかった。

妹とウマが合わなかった理由2:決定的な感覚の違い


洗濯、食器洗い、ゴミ捨て、部屋の掃除、
9割くらいは私がやってたかな。


やるのは全然苦じゃないし、
やる事に不満もなかったのだけど、
キツかったのは感覚が違うこと。
タイミングを強要されること。

私がそんなに気にならないレベルで、
妹は帰って来て一言目に
「(部屋が)汚い」と言い放ったりする。


水回りやガス台の掃除に関しても、そう。


そして妹は「やっておいたから」なんてことはまず、ほとんどない。

「汚い」は「なんでやってないの?」なのである。
なんでも何も気づいてないのだからやりようがない。


ゴミも捨て忘れると
仕事中の私のLINEに”ゴミが捨ててない”と連絡が入る。
今そこにいるなら捨ててください。
お願いだから。
無理なら次のゴミの日に捨てるから〜。

妹とウマが合わなかった理由3: 疲れていても寝ていても人を使おうとする

疲れていて
もう人と話したくない時、ありません?


わざわざイヤホンして、
ベッドに入って、
私の営業は終了しました。
モードに入っているのに話しかけてくるんですね。
妹という人間は。

あと、私が寝ているソファーベッドの脇に
ドサっと座ってくるとか、
寝ているのに
「そこの充電コード取って」とか、
日常茶飯事なんですね。

無視したいけど、
私も鬼じゃないから
「ん〜眠すぎて動けん」とか、
「悪いけど自分でやって」とか、
一応こたえるのよ?

でも私の妹は
私が自分の思い通りに動くまで
叫び続けるんですね。

その気力と体力はどこから出てくるの、
そんなに喚き散らすより
自分が動いた方がよっぽど楽だと思うけど。

妹とウマが合わなかった理由4: ルールを決めたがらない

さっきも書いたように妹と私は
感覚や価値観がまるっきり違うんですね。

妹は「普通」とか「常識的に考えて」
という言葉を多用して私を責めてくるのですが、
何せ私と彼女では常識も普通の感覚も違うので
その論点では分かり合えないんですね。


あなたの普通は私の普通ではないから、
お互い次に不快な思いをしないように
ルールを決めましょう、
こうしますか?こうしますか?と
提案してみても
怒るばかりで
結局妹と話し合いをすることは出来なかった。

と、まあ、そんなこんなで、
まあまあなストレスを感じる日々が続きました。

私、実家に帰ろう

正直最初の5・6ヵ月くらいで
あ、これきっついわ〜って思い始めました。

夏前にはいよいよ家に帰りたくなくなって、
お盆に実家に帰った時に両親に
申し訳ないけど私をこっちに住まわせてくれ
と交渉した。


結局12月に妹が契約した部屋に
4月から本格的に拠点を移し、
10月には実家に戻った。

実家に帰ろうと思った頃には
いよいよ体調にも不調が出ていた。


キーボードを打つ音、
ガムテープを伸ばす時のビビッという音、
人の喋り声、
色々な音がが顔をしかめてしまうくらい
不快に感じられるようになっていた。

耳鼻科に行くと
低音障害型感音難聴とのことだった。

原因は疲れやストレスによるものだと。

(つい最近までそんなことは忘れていたくらい症状は治まった。その状態になってからは薬を飲み始めても数ヶ月は治らなかったけど。)


もちろん妹と暮らすことへのストレスだけではなく
仕事上のストレスなど
様々な要因が重なっていたとは思う。


でも、その時点で早急に改善できることは住まいを移すことだった。

妹との2人暮らしで思ったこと

妹との2人暮らしの中で思ったことがあった。


「私って人と暮らす事に向いてないのかも」

妹が生まれて22年。

私の人生のほとんどを
同じ家で過ごして来た妹ですら、
同じ感覚を築けない。


まして、赤の他人だったら感覚をすり合わせて
一緒に生活するなんて、
到底無理なことなのではないか。


そう思った。


私は人と暮らす事に向いていない。


そんなことを思っていたある日、
先少し前に結婚した友達と何気なくやりとりをしていたらこんな返事が来た。


「私も姉と2人暮らしは無理だな」

そうなのか!
夫という、もとは他人だった人と
仲睦まじく暮らせる人も
姉妹で暮らすのは無理なのか!
そうか!!

これは意外な発見だった。

妹と2人暮らしをして分かったこと

妹と2人暮らしをして分かったこと、学んだことはただ1つ。


ウマの合わない人間とは同居できない!

これに尽きる。

これが結婚とかじゃなくて本当に良かったと思う。


何故お前はそんな当たり前なことを
やってみないと分からないのだと突っ込まれそうだが、
まあ、仕方ない。


でもやってみてよく分かった。

ウマの合わない人間とワンルームで暮らすのは無理だよ。絶対に。


私はそれが分かっただけで、
良い経験になった約10ヶ月だったと思う。

コメント

  1. […] 妹とウマが合わず実家に出戻った話は前に書いたが、→20年以上ウマが合わないと思い続けた妹と2人暮らしをして1年足らずで実…妹の価値観を作り上げたのは母なのだということがよく分かった1件だった。 […]

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