11月1日。
私は彼の担当になった。
いわゆる「担降り」ではなく
担当に“なった”。
元々担当として名前を掲げていた中村海人くんとは別に、だ。
俗に言う掛け持ちというやつの始まり。
ジャニーズと恋愛は別と言い切っていた私がリアコに
えらいパワーワードをタイトルに掲げてしまったと思う。
(これ社会的に死ぬ?)
前提として彼の担当としての私の人格はリアコだ。
中学生の時にジャニヲタとなり
「ジャニーズと恋愛は別」と言い切ってきた私が、まさか、と思っている。
と言うもののこんなブログをのうのうと書けるのは同担拒否が全くない人間だからだ。
リアコとか無理、同担拒否、という方は今すぐ自衛のためこのページを閉じることをおすすめする。
お願い、刺さないで、マジで。
リアコだけど今すぐ繋がりたいとか微塵も思っていないし
現状通行人Aくらいの一ファンだということをちゃんと自覚しているヲタクだから。
検索避けのため一応彼の名前を伏せるけど
隠す気もないので普通に誰か分かる内容で書いているので
嫌な人は本当に見ないことをおすすめします。
念押しはしたので気分を害した方は自己責任ということで何卒。
ジャニーズのタレントとして歩み始めたときから
私が彼を好きになったのはザ・少年倶楽部。
五関くんが入所したての彼をカメラの前に連れてきた時。
いつ入所したの?昨日の今日?!となっていたあの時から。
ジャニーズの彼の最初から今まで好きだよ。
彼がジャニーズとして初めてCD発売に関わるのは2020年のデビューではない。
(つい最近気づいたが私がずっと彼にブルーのイメージを持っていたのはそのCDのジャケットで彼がブルーのトップスを着ていたからだ。)
彼らのファンは彼らのパフォーマンスのクォリティの高さをすぐに“デビューしてる”と称した。
それが辛かった。
彼は(彼だけじゃないけど)冗談ではなく本当に一度デビューした。
デビューしたのになかったことにされた。綺麗に、だ。
こんなこと、ここ10年のジャニーズ史上他にあっただろうか。
私はこのことをきっとずっと忘れない。
ジャニーズのタレントとして生きる彼がずっと好きだった。リアコだと認めるのがずっと怖かった
好きだった。ずっと好きだった。
でも私は彼の担当にならなかった。
担当がいても、一番好きなのは?と聞かれたら一番に頭に浮かぶのは彼だったし、
ヲタク友達にも「もはや担当だろ」と言われまくった。
でも私は彼の担当ではなかった。
彼はアイドルだ。
そして私はしがないヲタクだ。
「リアコ」
この領域に踏み入るのが怖かった。
どんなに好きになっても一般人どうしのように普通に知り合って、付き合って結婚して、人生を共に歩んでいく、なんてことは容易ではない。
それくらい私にだってわかる。
好きで好きでたまらなくなったところで、会って直接好きだとたった一言伝えることすらできない。
好きで好きでたまらなくなって夜に眠れなくなったところで、もう寝た?とLINEを入れることすら叶わない。
私はきっと彼のことがずっと好きだろう。
そんな好きのやり場のない人生をこの先ずっと歩んで行けるだろうか。
自信がなかった。
好きなのは事実だけど、彼が私の中でとても大きな存在だと認めるのが怖かった。
担当と言ってしまえばどこまでも愛して良い気がした。
彼のことが好きなんて百も承知なのに
寝ても覚めても彼のことばかりを考えていないと
軽率に好きだと言ってはいけないのではないか
という強迫観念にとらわれるのが怖かった。
彼を好きじゃない自分なんて自分じゃないと思い込んで
四六時中彼のことばかりを考えるようになるのが怖かった。
彼はなんだか私に似ている
こんなことを言うのはおこがましいが、
彼は私が今までの人生で見てきた人間の中で一番自分に似ている。と思う。
自分のことは特に好きではないが、自分と似ている彼のことは大好きだ。
私はあまりスピリチュアルなことを信じる性質ではないのだが、
私と彼はツインソウルなのでは、とすら思っている。
うん、自分で書いていながら痛過ぎて笑える。
私が繰り返し彼のことが好きだと言うこともあって
最近はヲタク友達、それも複数名に、
彼と私は似ていると言われるようになった。
決して顔などが似ているわけではない。
自分が自分らしくあるということについての価値観が似ている。
第一印象はクールだがふざけたことが大好きなところが似ている。
実はしゃべるのが好きなところが似ている。
複数名での会話にパワーワードで切り込んでいくところが似ている。
変わっていると言われる彼だがなぜそうなるのか私は全く不思議に思ったことがないし、変わっていると言われる人間だと言われるところもやっぱり似ている。
そばかすがあることも、右の鎖骨にホクロがあることも似ている。
言うまでもないが彼のことが好きな私はなかなかに頭がおかしい。
そんなこんなで、担当を名乗らないまでも好きであるということはそれなりに認めていた。
周りのヲタク友達はそんな私の様子をそれなりに受け入れてくれているようだったし
「40代で知り合って結婚する!」
なんて現を抜かすような発言もしていた。
「(彼)と付き合いたい~」という発言には
「お似合いだよ早く付き合えよ」って答えが返ってきた。
そんなある日。
結婚を前提に掛け持ち
彼が個人仕事を取ってきた。
女性雑誌の特集だ。
“ずっと先の未来に「お前ら、そりゃ結婚するよな」って周りから言われるような相手と結ばれたいなって思います。”
MORE12月号
ノックアウト。
そしてページをめくると左手の薬指にリングをはめる彼。
結婚してください!!!
リアコってさ、好きすぎて、辛くて、今すぐ繋がりたくて、
彼のことを好きな人は全員敵で、そういうものだと思っていた。
私は違った。いつか遠い未来に彼と共に人生を歩めたらどんなに素敵かと思った。
似たようなことを彼が結婚観として語っている。
死ぬほど嬉しかった。
かくして私は彼の担当を名乗ることになった。
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