最近のジャニーズJr.のヲタクの空気が面白くない。
ここで言う面白くないというのは、
そうだな。愉快でないというよりは、好ましくないの方。
所詮趣味、文句を言う人間は有害。
即刻立ち去るべき。
分かってる。
好きは免罪符にならない。
でもまだ好きだから、好きでいることで得られる唯一の特権、
想像すること、文句を言うこと、それを使わせて欲しい。
昨今のジャニーズJr.のヲタクの様子を簡潔に表すなら「数字の殴り合い」
これだけで大抵のヲタクが何を言っているか分かるだろう。
雑誌、初動、重版…
YouTube、再生回数、ヘッダー…
○○大賞…
ありとあらゆるタレントの仕事の評価が数字で見える時代。
公式にお金を落とすだけで、
数字を見せつけるだけで、
正当に愛を表現出来る。
正しい。非常に正しい。
数字こそが正義。
事実数字が良ければ仕事は来る(こともある)(もちろん本人たちの努力があってこそだが)
数字の稼ぎ方は時には再生回数だったりするが、基本的に数字は財だ。
財を持つ者が数字を生む。
財を注ぐことこそが愛を注ぐこと。
残念ながら何も間違っていない。
至極正しい。
この虚しさは私が財を持っていないからなのだろうか。
今、私から見えるヲタクが酷く疲弊している。
娯楽だったはずのヲタ活がいつしか数字を追うゲームになり、気楽に楽しむ余裕がなくなっている。
ファン全体の空気のように思えるが、きっと私から見える一部の世界がそうなのだろうという事も頭にある。
類は友を呼ぶ。
きっと私たちが楽しくヲタクをやっていた頃のように今でも楽しくヲタクをしている人はいるし、
私たちが楽しくヲタクをやっていた頃にもきっとこういうヲタクがごまんといた。
こうやって数多のヲタクが去って行ったことだろう。
私もそうやって立ち去るヲタクの一部になれば良い。ただそれだけのこと。
でも・・・・
ただそれだけのことが出来なくてごめん。
数字は正しい。
それ以上に正しいものが見つからないから今日もヲタクは数字で戦うしかない。
数字さえあれば、好きな子の努力は報われるだろうか。
そうでなくてもそう信じるしかない。
今のジャニーズJr.に大どんでん返しは起こらない。
数字を持っていないとなかなか大きな仕事が舞い込んできたりもしない。
ヲタクもタレントも数字にすがっている。
絶対の力を持っているのは数字だけ。
絶対の力をもつカリスマがこの世を去ってから
ジャニーズJr.にどんでん返しは起こらない。
犬も喰わないと思っていたジャニーさんのスペオキ制度。
ああ、スペオキだから。と数字を無視できる絶望的な制度でもなければ、
ヲタクは永遠に正しい方法で戦うしかない。
ジャニーさんはプロデューサーとしてカリスマだった。
タッキーはスターだし、滝沢社長としては優秀かもしれないけど、きっとカリスマにはなれない。
ジャニーズJr.にどんでん返しは起こらない。
ジャニーさんのスペオキ制度が恋しい。
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